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号泣した映画【お題でブログを書いてみる】「ドラえもん のび太の恐竜」(1980)

お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」

 

なんか文章書きたいな~と思いつつも観た映画の感想を書く気もなんとなく起きず、ちょっと調べたらお題というものを見付けたので書いてみようと思います。

 

今の私だと号泣=羽生結弦さんなんですけど、映画作品なので記憶を辿ってみようかなぁ、と。

 

ドラえもん のび太の恐竜」(1980)

最古の記憶で号泣した映画と言えばこれ。…だけどよく覚えていない。

親曰く「あんた大泣きして大変だったのよ!何とかして!って言われても何とも出来ないのよ!見るたびに泣くの!」……

「何とかして」って言うのはラストシーンでのび太くんとピー助が離ればなれになっちゃうシーンらしいですよ。

でもって「見るたび」ってなんやねん…つまり私は繰り返し映画を見てはそのたびに大泣きしていた…と…

どうして見せていたんだ親よ。いやきっと私が見たかったからだよね…ありがとう。

私は旧ドラえもん映画大好きなんですけど(一番好きなのはパラレル西遊記)親にこの話を聞かされ過ぎていたのでイマイチ見返す気が起きないです…

誰か一緒に見てくれないかな。

 

記憶はどうにも曖昧なのですが、それでも幼き日の私がのび太くんとピー助の別れに大泣きして「なんとかして!」と叫んだ気持ちは、なんとなく分かるのですよ。

人間と恐竜、本来ならば出会う筈のなかったふたつの存在。

その奇跡の出会いが幼心にはとんでもなくキラキラした美しいものに思えたのでしょう。

育まれた絆は友愛であり親愛。それはいつまでもいつまでも続いて欲しい幸せな夢。

けれども幼い子供には分かりません。いえ、知りません。

本来ありえない出会いは、いえ、どんな出会いでも形は違えど別離が来るという事を。

たぶんこの映画は、当時の私にとっては「いつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」のお話ではなかったのです。

だからどうしてあんなにもお互いが大好きなのび太くんとピー助が離ればなれにならなければならいのか、幼女杢燐には受け入れられなかったのでしょう。

 

…そのわりには何で何度も見ていたんだろうな…(親もよく見せていたもんだよ

自分の事なのによくわかんねぇよマジで。

 

たぶん、たぶんですけども、繰り返し見る事によって「どうしてこの物語は結末になったんだろう。一人と一匹は奇跡の出会いとして、そして離れなければならなかったのだろう」という解釈と納得をがんばっていっしょうけんめいしようとしていたのかな、と思います。

きっとその頃からわたしオタクだったので…

もっと言うとその頃からオタクだったがゆえに「別離」というシチュが刺さって刺さってすごい盛り上がっていたのかもしれない。

ほら…別離シチュ好きだからさ…笑

 

大人になってからはどういう場面で泣くかと言うと、人間の心の美しさとか、希望とか、そういうシチュエーションですね…

すみっコぐらしの映画一作目で隣の子供が引くほど号泣しました。

ひよこ?がさぁぁぁぁぁ!!!もおぉぉぉぉぉぉ!!!

一番泣いた箇所は元の世界に戻ったすみっコ達があれこれあれこれがんばってひよこ?を一人ぼっちにしない為に頑張ったことです。

「我は…泣いているのか…!?これが涙か…!?」っていう終末魔王かよみたいな気持ちになった。

ヘドロに塗れて荒みきったこの私に、こんなやさしくてあったかい物語に涙を流せるだけの感情が残っていたのか…と思いました。いや、マジで。

悲しい話で泣く事は無くなったかなぁ。なんかそのへん麻痺しちゃったかも。

だから美しいものに触れた時に泣いてしまうのかもしれない。

どうせ流すならそういう涙でありたいものですね。

 

また映画で号泣することあるのかな~

号泣必須の名作!とかでもなかなか泣かないこの私を泣かせそうな映画があったら教えて下さい。

 

読んで下さいましてありがとうございました!

お題感謝です!