毎日が誰かの誕生日で毎日が誰かの命日
祝えない朝もないし、祈らない夜もない。
11月13日ですね。
西田大輔さん、お誕生日おめでとうございます!
私が西田さんのファンになったのは舞台戦国BASARA3でした。
あれが2011年…なんでもう干支が一周しちゃったわけですね。すごいや。
あの時は戦国BASARAが私の中で大フィーバーしていて、そういえば舞台やってたよな~どんなんだったかな~って調べたら新作やんの!?って今思うとすごいタイミングだったわ。
それでチケット取れて観に行ったら…すごかったね…
あの舞台を観て私は初めて「これ創ってるの誰なんだろう?」って、脚本演出殺陣付けしている人に興味を持った。
(それまでは俳優さん目当てで舞台を観に行っていた…)
“演劇”ってもののをおもしろさ、楽しさ、感性、その他諸々を、刺激されて、そして育てて貰ったのは間違いなく西田大輔舞台作品のおかげです。
舞台ってこんなにも無限の可能性があって、無限の表現があるんだなって思った。
その席に座って見える景色は、私だけのもの。
例え観客が何人いようとも、その時間、その場にいるのは私たった一人。
視線も感情も、私だけの世界観でそこにある景色を見つめられる。
舞台が好きになった。今でも好き。
そして「分からないけど、それでも楽しい」という感情を知った。
西田作品は難しい。一回じゃわからない。
いや、ある意味わかりやすいんだけど「どゆこと!?」ってなる。
でもそれでも、それが楽しい。全部が分からなくても、難しくても、私は楽しい。
「考えるな!感じろ!」路線まっしぐらなんだけども。
脳筋脳(?)で観劇しているけれど、でも楽しい。
西田作品でしか得られない高揚が確かにそこにある。
私に「観劇」という人生をくれて、ありがとう西田大輔さん。
長生きしてね。これからも凄い作品いっぱい書いてね。観に行くよ。
さて、もう一つ。
窪寺昭さんの三回忌ですね。早いものです。
どうなのかしら、私は受け入れられているんだろうか。まだよく分からない。
私の「受け入れる・受け入れない」に関わらず、窪寺さんが鬼籍に入られてしまった事は事実なので…「そうか。そうだった」と思うしかないのです。
こんな事さ、言っていいのか分からないけど、それでも言ってしまうよ。
ねぇ、もっとお芝居が観たかったよ。
刀ステだって窪寺さんが天海を演じるかもしれなかったかな?
SSSの再演だって観たかったよ。いつかリンカネにだって出て欲しかった。
私が見た最後の姿は、お船のイベントだったわね。
私の誕生日の前の日だった。
あの時の元気な姿が忘れられないよ。忘れたくない。ずっと覚えている。
もっといてほしかった。もっと一緒にいてほしかった。
でもありがとう。
こんなにも思い出す程に、懐かしむ程に、寂しいと思うほどに、私はあの場所を愛しいと思っている。
私は天国も死後の世界も実はそんなに信じていない。
幽霊もそんなに信じていない。
死んだ人間は何もこたえてはくれない。
生きている人間が、それほど祈り、悼み、思い出し、望むだけ。
だから私が勝手に思い出して、懐かしむよ。
そして今この瞬間、私が応援している西田さんとその仲間達が、悲しみより幸せが少しでも多いよう願うよ。
おめでとう。ありがとう。
今日が「共に」ある日でありますように。