卒業とか引退とか脱退とか、どれだけ一緒にいて欲しいと思ってもそんな簡単にはいかないものですよね。
「推しは推せる時に推せ」なんてよく言いますけど、本当にそう。
明日、いやこの一瞬後、何かあるか分からない。
いつまでもそこに当たり前のようにいてくれると思っていた…という気持ちで思い出すのはあらまりさん。
今でこそライブでも演劇でもほいほい行く私だけど、昔はどれも嫌いだった。
でも楽パレのコンサートの円盤を観て「サンホラのコンサートが次あったら絶対に行きたい!」と思った。私の概念が覆った。
その後どうなったかはご存じの方が多いと思いますけれど。
私がサンホラのステージであらまりさんを観るという願いはまだ叶っていない。
そう、叶っていない、のである。
…この辺に私の執念をぜひともに読み取って貰いたい。
そういえばちゃんと長々と語った事なかったなぁと思ったし、先日の飲み会でそんな話題も出たのでつらつらと書いてみようと思う。
結論から言えば、私はSound Horizonであらまりさんが歌うことを待っている。
めっちゃ期待して待っている。
もちろんそうならなかったとしてもRevoさんやあらまりさんを怨んだりはしない。
けれども今現状はまだ「待っていられる・期待していられる」時間なのだ。
だから待っている。願っている。
過去に戻って欲しいとは思わない。そんな出来ない事は望まない。
私ももう大人になってしまった。それは無理なのだ。
正直言ってしまえば私がSHにかけている情熱も時間もお金も全盛期に比べれば半分以下だ。
「昔の方がもっと熱いファンだった」「昔の方がもっと盛り上がって楽しんでいた」と思う。
それでも過去には戻れない。戻りたいとも思わない。何よりSHに逆行も退行もして欲しくは無い。
だから「あまらりさんがSHで歌う」というのは過去の甘い夢をもう一度、ではない。
これから先の可能性と未来を期待しての事だ。
2006年の3月の衝撃は今でも覚えている。
その時の私は…何してたかな…あんまり覚えてないな…
あらまりさんがSHのメインヴォーカルから離れる事、SHの活動形態が変わること…などなど。
色んな人が怒っていて怖かったのを覚えている。よくそこまで言えるなって酷い物言いもたくさんあった。
ファンを辞めるという人も多くいた。
当時の私はサンホラファンの友達はそこまで多くなかったから交流がある人でファンやめるという人はいなかったけれど。
今の言葉で言えば「反転アンチ」になる人も大勢いた。
私は…と言えば、悔いが大きかった。
怒りより何より驚きと哀しみと寂しさと「もっと観に行けば良かった」という後悔。
でも過去には戻れない。その悔いは取り返せない。
私は考えた。今後のSHに、Revoさんに、どう向き合えばいいのかと。
今思えば「あらまりさんがいなくなるならじゃあファンやめる。もうサンホラ聴かない」と即決しなかった時点で、私の心はもう決まっていたんだと思う。
サンホラで一番好きな歌姫は?って言われたら私は昔も今もあらまりさんって答える。それでもヴォーカルがあらまりさんじゃないからという理由でRevoさんの音楽を聴くのを辞めるのは違うだろう、と思ったのだ。
せめて次のライブを観てから決めよう、次のマキシを聴いてから決めよう、そんな事を考えていた。
その後の流れは…まぁ私の事を長年ご存じであればご存じの通りなのである。
何も知らない人の為に話すと絵馬コン楽しみ過ぎます!という一言でお察し下さいまし。
色んなことを言う人がいたなぁ。
あらまりさんの話題を出しにくい時期は確かにあった。
今のサンホラを愛するならあらまりさんの事は忘れて離さないのが真のファン、なんて風潮もあった。
私はそういうのが嫌で悲しくて腹立たしくて反論したくて、でも感情に任せて喚いた所で悪く思われるのはファンではなくていつだって表に立っている活動者の方々なのだ。
自分が痛いオタクと思われるのは構わないけど、自分の発言のせいで推しが悪く言われるのは我慢できない。
だから黙った。じっと耐えていた。
氷が解け出したのは、5周年のイベントの時かな。Revoさんが振り返り映像で「あらまりもいたね」って言ってくれてから。
二期が始まってから初めてRevoさんの口からあらまりさんの名前が出た瞬間だった。
その時は嬉しくて嬉しくて泣きました。ていうか今思い出しても泣きそうになっている。
あれから随分時間は流れて、地平線界隈も変わった…ように思えるけど何も変わってないなっておもう所もある。まぁそれはそうか。
変わったのは私の方かもしれないけどね。
あの時のRevoさんの言葉のおかげであらまりさんの事を自由に話す勇気を貰えた気がする。
やっぱり変わったのは私だと思う。そりゃ変わりますわな!怒らなくなったしな!笑
今の私はずっと自由。
周りの誰と意見や価値観が違っても、自由に自信を持って地平線の事を話せてる。
昔の私は何につかまっていたんだろうね。若かったのもあると思うけれど。
2006年から2009年が私がローランとしてめっちゃ熱かった時期。
全身全霊Sound Horizonに捧げていました。
2023年の私はあの頃ほどではないな。燃え尽きはいないつもりだけど。
私は昔ある人へこんな言葉を送りました。
「灯火は消えてもぬくもりは残ります」と。
別に消えてないけどね…ローランとして生きてるしな…ミイラかもしんないけどな…
厳しい冬を乗り越える為に薪を入れて入れて入れまくって強くて大きい焔を燃やしていたのが昔の私なら、今の私はその冬を乗り越えてぬくぬくまったりのんびりのあったかくて穏やかな春を生きているのかもしれない。
…本当かな?この私がそんな簡単にまったりのんびりな春を生きるローランになれると思う?自信ねぇなぁ~~~~www(草を生やすな草を
来月いよいよ数年ぶりの帰郷です。2015年以来かな?ばんなそかな。
え~どうなっちゃうのかな~自分が予想できないわ~
初めてサンホラのコンサート行きます!くらいの初心で参加しようと思います。