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『告白』『ミスミソウ』視聴

たまに「鬱作品とは?絶望作品とは?」とかうんうん考え込む事があって検索して出て来た「鬱映画10選」みたいなものからチョイスしたものを見ます。

 

で、今回はこの二作です。

 

『告白』

※あらすじ→ぐぐって下さい(すまん

鬱…鬱というか絶望というか、そもそも家族を殺された主人公の復讐劇、となると救いも希望もない。

さすがに愛娘を殺された母親に「希望を持って!」とは言えんよ。

いやぁ、なんだろう。振り返るとちゅーにびょうの子供と大人のオンパレードだった気がする。

…見ている時は「うわぁ…」となったけど、振り返ると「うーん?」ってなっちゃう。

時間が経っているせいかな。

娘を殺された母親、その母親の復讐相手(娘を殺した二人の学生)が母親からの正しい愛情…正しいって何かって話だけれど、とにかく母親がアレだったせいで歪んで育ってしまったという図式に、なんだか胸が痛い。

 

 

ミスミソウ

※あらすじ→ぐぐって下さい(すまん

評判だけは色々聞いていた作品。とにかく“ヤバイ”と。

ヤバかった…まさかBSS&百合だったなんて…もっと早く見れば良かった…!

とにかく画角が美しい。真っ白は雪原に、真っ黒な髪の美少女が返り血を誤魔化すかのうに真っ赤なコートで復讐という惨殺を繰り広げる。

なんかこう、この監督の「ヘキ」を感じてしまった…正直ものすごい好みだった。

まぁ鬱といえば鬱だし救いも何もない…これも殺された家族の仇討ちなので…

殺戮シーンはだいぶ猟奇的。何度か薄目になった。

「そうはならんやろ!」ってなってしまうのは元がマンガで実写映画という感じがよく出ていた(原作で同じ描写があるかは分からない

普通…というか、本当…というか、ストーリー的には灯油まいて放火とかイジメのレベルじゃねぇぞとかイカれた奴しかいないぞオイとかイケメンのちょっと彼氏っぽい男子もとんでもねぇやばい奴だったとか、何ひとつ救いがない…鬱だわ…となる所なんですが、イジメ主犯の少女の本当のイジメの動機が「好きな男取られた」じゃなくて「好きな女が私から離れそうになった」だってっていう最高の愛憎にして百合にしてBSS描写があったばっかりに私の性癖が刺激されて「とてたま…」になってしまった。

あの子と出会った夏、あの子を喪った冬、彼女はたった一人で春を生きて行く…

ああ、もう最高ですね…